国営「海の中道海浜公園」での仕事。
下見をしたのだが、サイクリングしたり、パークトレインに乗ったり、観覧車に乗ったり、
と遊びに来てるのと変わらない。
一緒に仕事をした徳永昭夫氏と「この仕事、いいねー」と終始、笑っていたのを思い出す。
さて、この仕事、笑ってばかりはいられなかった。とにかくとてつもなく広い!
最初はどうしようかと考え込んだが、本当にあまりにも広いので深刻に考えるのがばかばかしくなるほどだった。この時、本当に腹の底から笑った。
少しはわかってもらえますか。この心境。
人は自分の考えた事、イメージした事、思った事がケタはずれに超えた所では、完全に吹っ切れて笑ってしまうってこと。
そう言う意味でもいつも笑いながら仕事をしたいですね。
話を元に戻して、ここでの制作の話。
・これだけ広いのだからやはり物理的にもいままでやったことのないスケールの虹を作ろう
・それを鑑賞するのは観覧車に乗って観よう
・レインボーマン(レインボー岡山)だけでは対応出来ないのでお友達のシャボンダマン
(徳永昭夫氏)を呼ぼう(今回デビュー)
・虹の始まりは海にしよう!
・虹の始まりから虹の終わりまで約1キロあるので移動は自転車にしよう
などなど楽しい企画会議が持たれ、制作が開始された。
公園で働いている方や多く関係者の方にお世話になった。
虹のかけらと呼ばれる、直径10センチの円形のプラダンに
キラキラシートを貼ってもらい、
それを植栽支柱に取り付けてもらう事、1000セット!!
この作業をやっていただいたおばちゃんたちには本当にお礼を言いたい。
「皆様方がいなければこの作品は出来上がりませんでした。ありがとうございました。」
他にも、虹のラインが浮かび上がるようにと5mの幅で100mの長さの面積だけを
草かりしてもらったり、
7色の三角形の旗を200枚ほど紐に縫い付けてもらい万国旗のような虹の旗を
作ってもらったり、
一人で出来る事をいままでやってきた私には、人の協力なしでは出来ない今回の制作は、
いろいろな事を学ばせていただき、そして今まで味わった事の無い、「有り難い喜び」に
包まれました。
関係者全員で創ったこのプロジェクト。チームレインボー、この時に誕生です。
では、激動の制作で生まれた作品を見てください。
「特別な虹」
18のエリアに日常の素材で虹のパーツを作り、繋げて「特別な虹」を創る。全長約1km
虹のはじまり
虹の桟橋(部分)
虹のかけら
虹の吹き流し
虹のふわふわ
虹のつながり
虹のかけら
虹の流れ
虹の木立(布)
虹のベンチ
虹の旗(部分)
虹の木立(毛糸)
虹の木立
虹のかけら
虹のおわり
これらの虹のパーツは
オリエンテーリング(2008年10/13〜11/9)として
来場者に楽しんでもらった。
チェックポイントの虹を全部見つけた人にはシャボン玉が配られた。
虹色に輝くシャボン玉があちこちで飛び、「特別な虹」を演出する。
ワークショップ参加者(2008年10/11、12日)は
サイクリングして虹のはじまりを見たり、
観覧車に乗り、観覧車から見えるいくつかの虹のパーツを鑑賞した。
次回はレインボーマンとシャボンダマンと参加者で
「虹を架けるワークショップ」の報告です。