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RAINBOW PROJECT  2008 <公園DEアート> その1
 国営「海の中道海浜公園」での仕事。
下見をしたのだが、サイクリングしたり、パークトレインに乗ったり、観覧車に乗ったり、
と遊びに来てるのと変わらない。
一緒に仕事をした徳永昭夫氏と「この仕事、いいねー」と終始、笑っていたのを思い出す。

さて、この仕事、笑ってばかりはいられなかった。とにかくとてつもなく広い!
最初はどうしようかと考え込んだが、本当にあまりにも広いので深刻に考えるのがばかばかしくなるほどだった。この時、本当に腹の底から笑った。

少しはわかってもらえますか。この心境。

人は自分の考えた事、イメージした事、思った事がケタはずれに超えた所では、完全に吹っ切れて笑ってしまうってこと。

そう言う意味でもいつも笑いながら仕事をしたいですね。

話を元に戻して、ここでの制作の話。

・これだけ広いのだからやはり物理的にもいままでやったことのないスケールの虹を作ろう
・それを鑑賞するのは観覧車に乗って観よう
・レインボーマン(レインボー岡山)だけでは対応出来ないのでお友達のシャボンダマン
 (徳永昭夫氏)を呼ぼう(今回デビュー)
・虹の始まりは海にしよう!
・虹の始まりから虹の終わりまで約1キロあるので移動は自転車にしよう

などなど楽しい企画会議が持たれ、制作が開始された。
公園で働いている方や多く関係者の方にお世話になった。
虹のかけらと呼ばれる、直径10センチの円形のプラダンに
キラキラシートを貼ってもらい、
それを植栽支柱に取り付けてもらう事、1000セット!!
この作業をやっていただいたおばちゃんたちには本当にお礼を言いたい。

「皆様方がいなければこの作品は出来上がりませんでした。ありがとうございました。」

他にも、虹のラインが浮かび上がるようにと5mの幅で100mの長さの面積だけを
草かりしてもらったり、
7色の三角形の旗を200枚ほど紐に縫い付けてもらい万国旗のような虹の旗を
作ってもらったり、

一人で出来る事をいままでやってきた私には、人の協力なしでは出来ない今回の制作は、
いろいろな事を学ばせていただき、そして今まで味わった事の無い、「有り難い喜び」に
包まれました。

関係者全員で創ったこのプロジェクト。チームレインボー、この時に誕生です。

では、激動の制作で生まれた作品を見てください。



「特別な虹」
18のエリアに日常の素材で虹のパーツを作り、繋げて「特別な虹」を創る。全長約1km

虹のはじまり

















虹の桟橋(部分)


























虹のかけら

















虹の吹き流し

















虹のふわふわ














虹のつながり


























虹のかけら


























虹の流れ


























虹の木立(布)


























虹のベンチ


























虹の旗(部分)


























虹の木立(毛糸)



























虹の木立

















虹のかけら

















虹のおわり












これらの虹のパーツは
オリエンテーリング(2008年10/13〜11/9)として
来場者に楽しんでもらった。
チェックポイントの虹を全部見つけた人にはシャボン玉が配られた。

虹色に輝くシャボン玉があちこちで飛び、「特別な虹」を演出する。

ワークショップ参加者(2008年10/11、12日)は
サイクリングして虹のはじまりを見たり、
観覧車に乗り、観覧車から見えるいくつかの虹のパーツを鑑賞した。


次回はレインボーマンとシャボンダマンと参加者で

「虹を架けるワークショップ」の報告です。
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Akasaka Art Flower 08 (赤坂アートフラワー2008)
 ワークショップの面白い所はすべての素材(条件)が自分自身の支配下にないことだ。
例えば私は絵も描いているのだが、絵を描くときは画材やその支持体を自分で決定し、展覧会場を決定し、展示作品も自分で決定出来る。前もって自分が良いと思うものを自分で決定し、皆さんの前に提出する。
ワークショップの場合は天候、参加者(恊働者)、参加者の心の状態等、自分で決定出来ない事が沢山ある。
前もって「良し」として参加者の前に提出することができない。リハーサルが出来ないのである。

ゆえに、想定外の事を当然とする心持ちが必要とされる。

そこで、その時点でどう判断するかが問われてくる。これがワークショップの質にかかわってくる。設計図とは違った事が出来上がる可能性は大である。

ここがワークショップの最大の面白さであると思っている。

設計図以下になるリスクもあるが、自分が思っても無いような感動を得る、設計図を超えた良いものになる場合もある。

今回の赤坂でのワークショップはまさに当日、設計図を白紙にするようなスリリングで予想のつかないワークショップとなった。

まずは参加者を募るチラシがワークショップ前日に、仕上がった事である。

当然、当日参加者の予約はほとんどない。

最高なサプライズだ!(笑)これを良い、悪いと言っている訳ではない。
私にとってはこれが引き金となりスイッチが入った。面白い!

参加者はその場で呼び込んだ。

赤坂サカスという場所である。人はそこにいる。ここでしか出来ない始まりだった。

今回は午前と午後、衣装を変えて行った。以下その模様をお伝えします。

当日チラシを配り、呼び込み。そして私も特設ステージで呼び込みをするために舞台へあがる。


草間弥生さんの展覧会場にも伺いました。



いろいろな意味でドキドキしたワークショップになった。

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レインボーマンと行く!細川コレクションの旅 
 2008年8月2日熊本県立美術館にて

この夏の設定が、今までに無い神経を使いました。
シャボン玉を使うので野外が最適なのですが、夏真っ盛り!
プロググラムを考えるとき、どうしても暑さ対策は必要となります。
冷たいおしぼりを用意したり、野外での滞在時間を短くしたり、とワークショップ作品は
プログラム作品ですので、メインの活動以外の脇を固める事の比重を大きくした事が今も印象に残っています。

レインボーマン
登場!



















虹メガネ制作

























細川コレクションを観賞後、わかちあいをする。(鑑賞についてはコレクションの写真掲載の許可を得ていないのでここではアップなしで)

その後、虹についての私の考えをドローイングを用いて説明。





















次にレインボーシャワーのプランをドローイングを用いて説明。目指す気持ちを一つにする。







さあ!灼熱の野外へいざ出発。
子供たちはマントの影に隠れるように指示。
















レインボーシャワー。熊本城に向けて

この後、熊本の名菓をいただき、わかちあい。
常に冷たいおしぼりと飲み物が側にある。

熱中症の子も出ず、無事に終われた事だけで感謝である。ふー。


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「クレマチスレインボーガーデン2008」
 2008年5月10日に静岡県長泉町にある
ビュフェ美術館とヴァンジ彫刻庭園美術館で行ったワークショップです。
当初、2つの美術館を周遊するプランでしたが、雨天のため断念せざるおえませんでした。
当日の朝、スタッフの打ち合わせで、「どうしても2つの美術館でやりたい!」との想いを告げたところ、一瞬、皆シーンとしてしまいました。雨の場合はビュフェ美術館のみ、という予定だったからです。当日の変更なのでヴァンジ彫刻庭園美術館での準備はしていないのです。
しばらくの沈黙の後、一人の学芸員から「できないことなないですよ。」と言う言葉が出て来た。
そこからのスタッフ全員の対応がすごかった。全員が変更プランを「可能にする!」方向で
打ち合わせをし始めたのだ。参加者の集合場所も変わってくるので電話連絡に走るスタッフ。
タイムスケジュールを見てわずかな時間の空きを探して準備の段取りを組むスタッフ。
成功する予感が走った。雨であきらめていたが、当初の予定よりも良いものになる流れである。優秀なスタッフが揃うとこうなるんだ!

「不可能が可能になる。」そんな瞬間に立ち会えて、本当に感激で体が震えた。

結果、午前はビュフェ美術館で午後はヴァンジ彫刻庭園美術館で満足を超えたワークショップが出来た。ワークショップはファシリテーターだけで出来上がるのではなく、チームで作り上げていくという大切な事を実感させてもらえた。頭ではわかってはいたが、現実として本当に教えていただいた。感謝である。
このお返しは次にさらに良いワークショップを行うことしかない。


まずはビュフェ美術館













杉戸洋さんのバタフライソングの前で緊張した始まり。
















作ったボールでキャッチボール。
少しは緊張が融けて来た?
















虹メガネと虹の種の飛行機を作る。

















虹メガネ
















マントを着て展示室まで行進。


























皆で一体化して作品「虹の行進」














展示室ではそれぞれが作品を鑑賞。
もってかえりたい作品を選ぶ。















それぞれが選んだ作品を発表してわかちあい。

























杉戸洋さんの素敵な作品を鑑賞。
裏に秘密が?




レインボーシャワー!虹はでたかい?









今、体験した事をわかちあう。
一人一人の体験を皆が持ち寄り、
いろいろな視点からの出来事を集めて、人数分膨らます。これが今日のお土産。


さて、つぎはヴァンジ彫刻庭園美術館












レインボー岡山
登場。


皆、引き気味。
















親御さんも参加者。傍観はナシ。


























虹メガネ作成
















その後、好きな色のマントを選び、












展示室を行進してヴァンジ氏の作品鑑賞。














雨の日のレインボーシャワー。
雨の日でも太陽光線が届いているから昼間は明るいのだ。だったら虹もでるかも?と挑戦




しみじみと彫刻庭園を眺めている。
雨の日は雨の日で晴れた日には体験出来ない事が起こる。
「晴れ良し、雨、なお良し」という心境である。

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